しょうたろうブログ

ほんの出来心から始めてみました。

須藤公園と旧朝倉文夫氏庭園 in 蟄虫坏戸【寄り道編】

 
 
「六義園」近くの上富士前バス停から、都営バス 上58系統 上野松坂屋行きに乗って不忍通りを上野方面へ進むと、谷中・根津・千駄木の通称「谷根千」エリアにアクセスすることができます。
 
今回は「ふらっとおさんぽ庭園」の番外編として、レギュラー庭園のおさんぽ帰りに、このエリアにある2っの庭園に、寄り道していくことにしました。
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今回寄り道した「須藤公園」と「旧朝倉文夫氏庭園(朝倉彫塑館)」
 

 

蟄虫坏戸
読み方:むしかくれてとをふさぐ
七十二候の一つ。二十四節気の秋分の次候にあたり、9月28日~10月2日ごろに相当する。季節は仲秋。蟄虫坏戸は、それ自体としては「虫が土中に掘った穴をふさぐ」などといった意味。また、秋分の初候は「雷乃収声」と言い、末候は「水始涸」と言う。なお、蟄虫坏戸は「略本暦」における呼び名であるが、元となった中国の宣明暦でも「蟄虫坏戸」と呼ばれる。

 

須藤公園

「須藤公園」は文京区立の公園で、東京メトロ千代田線千駄木駅からすぐの場所。不忍通りから一本裏の路に入るので、目立つ案内看板も特にないょぅなので、少しわかりにくいかもしれません。
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最近リニューアルされたらしく、ところどころが真新しい状態になっています。
入口は四方に設けられていて、特ゲートのようなものもないので24時間入園でき、入園料もかかりません。ご近所の方が通り抜けする遊歩道にもなっているようです。
また園内に児童向けの遊具もあって、地域の公園としても機能しています。
 
公園の由来
須藤公園は、江戸時代の加賀藩の支藩の大聖寺藩(十万石)の屋敷跡。その後、長州出身の政治家品川弥二郎の邸宅となり、明治22年(1889年)に実業家須藤吉左衛門が買い取りました。昭和8年(1933年)に須藤家が公園用地として東京市に寄付、昭和25年(1950年)に文京区に移管されました。

 

元々のルーツをたどればれっきとした大名庭園で、それを公園にリノベーションしたものですが、コンパクトながらも全体の景観は池泉回遊式庭園の姿を残しています。園内には大きなクスノキも残っていたりして、そぅぃぅものからも歴史を感じさせます。
 
本郷台の端に位置しているため、その高低差を活かして変化のある景観が造られています。庭園の北西側は高くなっていて、「須藤の滝」という滝が造られています。ひょっとしたら昔は本物の湧水があったのかも知れませんが、現在の滝は一定時間だけ流れがある人工の滝のようです。
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この場所にリアルな滝があったら、その上の地盤に住宅地ができるわけが( ´ゝ`)無
園内で一番に目を引くのが中島にある赤い「弁天堂」で、これは大名庭園だったの時代から祀られているようです。
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中島には「弁天堂」のほかに「州浜」も造られて、小さいながら雪見灯篭もあります。
史跡や名勝になっている庭園と異なり、地域に開放されている「開放型庭園」という感じの庭園で、夜間でも安全かつ自由に園内を歩けるよう街路灯が整備されていたり、橋はコンクリート製でしっかりとした欄干が付いていたり、主要な園路は舗装されていたりしています。
 
また園内には遊具が設置された児童遊園もあり、地域の方が幅広く利用できるように配慮しているようです。メンテナンスは自治体(文京区)によって、手入れがしっかりと行き届いています。
 
史跡庭園のような歴史的な重みは目減りしていますが、伝統的な日本庭園の魅力を感じることができる場が、身近な生活圏にあることはヽ(・∀・ヽ)トッ!!(ノ・∀・)ノテモ!!ヽ(・∀・)ノイイ!ことだと思いました。
 
桜や藤棚もあるし、紅葉しても(・∀・)イイ!! 感じになりさぅ。
 
「須藤公園」を出て谷中の裏路地を抜け、途中「岡倉天心記念公園」や「夕やけだんだん」などを通って、日暮里駅方面へ進んで「朝倉彫塑館」へ向いました(・・ )))。。。
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またまた「天心先生」もの。公衆トイレまで六角堂型って・・・槍杉? ( ´,_ゝ`)
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新版 谷根千ちいさなお店散歩

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旧朝倉文夫氏庭園(朝倉彫塑館)

「旧朝倉文夫氏庭園」朝倉文夫氏のアトリエと自宅を公開した「朝倉彫塑館」の中庭で、「朝倉彫塑館」に入館しなければ拝観することができません。(一般入館料は500円)
 
館内には芸術作品も数多く展示されているためか、庭園を含めて全面撮影禁止になっています。(´-`).。oO(せめて庭園だけでも撮影できればなぁ....)
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そのため外観の写真しかありません。(_ _(--;(_ _(--; ペコペコ
本っ当に写真をお見せできないのが残念なほどの、とってもユニークな庭園でした。(*'∀')ノ
 
館内には靴を脱いで入り、それをずっと持ち歩かなければならないので注意が必要です。
 
中庭はほぼ池で、ちょっと見は水上に家が建っているのかと思うほどです。
池の中には飛石や中島があり、中島には庭木も植えられていますが、庭に入ることはできませんでした。_| ̄|(、ン、)ノ
 
中庭は建物に完全に囲まれているため、外側からは一切見ることができませんが、内側は1~3階のほとんどの部屋から、中庭を見ることができるようになっています。
 
池には鯉が泳いでましたが、1階の部屋からは釣ることもできさうな感じです。2階からだと庭木がちょっとじゃまな感じです。
 
寝室の窓だけは腰高窓になっていました(寝惚け対策のため?)が、それ以外の窓は掃出し窓になっています。泥酔して落水とかぃぅ事故は、なかったんカナ?(ノ´∀`*)
 
中庭のほかに屋上庭園もあり、この日は見学することができたので、持ち歩いてた靴を履いて見学することにしました。
3階建て建物の屋上ですが、周囲の建物が低いこともあって、眺めがヽ(・∀・ヽ)トッ!!(ノ・∀・)ノテモ!!ヽ(・∀・)ノイイ!
スカイツリーもよく見えました。
 
庭園だけでなく、建物内の部屋やアトリエ、展示されている作品や調度品も素晴らしく、機会があったらまた立ち寄りたいなぁと思いました。
 
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「谷根千」地図で時間旅行

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