しょうたろうブログ

ほんの出来心から始めてみました。

皇居東御苑 in 蚕起食桑【特別編】

 
国立近代美術館へ行った帰り、天気が良かったこともあって、ちょいと近場にある「皇居東御苑」http://www.kunaicho.go.jp/event/higashigyoen/higashigyoen.htmlに、寄り道して帰ることにしました。
 
あまりに身近にありすぎて、訪れることがなかった場所の典型的な例で、ちゃんとした記憶の範囲で皇居内に立ち入るのは、今回が初めてカナ?(ノ´∀`*)
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入園前に荷物検査があるヽ(;´Д`)ノことと、初夏のような暑さのため少々気が重かったけど、東京メトロ東西線竹橋駅に近い「平川門」から入園することにしました。ι(´Д`υ)ぁっぃ
 

 

荷物検査は「平川橋」を渡った対岸で、皇宮護衛官の方にバッグの中身をわりと入念に隅々までチェックしていただいたが、不審者でない自分は協力的に対応しました。
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荷物検査と入園票とは、さすがに通常の庭園とはひと味違う。
荷物検査ののち「平川門」をくぐった先の窓口で、入園料を支払うのではなく「入園票」を受け取る。この「入園票」は退園時に返却するシステムになっていて、閉園後の居残りを防ぐ意味合いだと思うけど、もし失くしちゃったらどうなるのだらう?ノ(´д`*)
 
入ってみてまず感じるのは、皇居というより「江戸城跡」としての圧倒的なスケール。(゜ロ゜屮)屮
徳川幕府によって整備されてからは防城戦の実績がない城だけど、相当の難攻不落の城郭だったのではないかと想像させる。もし戊辰戦争の折に無血開城していなければ、日本の歴史が変わってたのではないかと思ってしまうほど。
 
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「皇居東外苑」は江戸城の本丸と二の丸と三の丸があった場所で、戦前までは宮内庁や皇室関連の施設があったので公開されていませんでしたが、今では一般公開されているぼで自由に入ることができます。

広さは「浜離宮恩賜庭園」とだいたい同じサイズだけど、周囲が濠で隔てられている上に、石垣の上の一段高い位置にあるため、かなり広く感じる。ヽ( ´▽`)ノ
 
史跡と庭園と公園が一体化したような場所で、海外からのお客さまの日本観光や修学旅行の定番コースのようで、平日であってもそんな感じのお客さまで賑わっていました。
 
まずは緑におおわれた二の丸エリアから散策をはじめるが、都心のど真ん中にして驚くほど豊かな自然にあふれている。
 
雑木林をぬけると、かつてあった池泉回遊式庭園を復元した、「二の丸庭園」に出る。
その一角にある「菖蒲田」では、ちょうど菖蒲の花が咲き始めているところで、サツキもまだまだ咲いているので、かなり華やいだ゚+。:.゚ヽ(*´∀`)ノ゚.:。+゚雰囲気。
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ツアーガイドの英語の解説を、そばで聞くのも面白い。
植物だけでなく、蝶とかトンボなどの昆虫たちもいっぱいいて、これもまた東京都心とは思えないほど。
 
二の丸エリアでの自然散策を楽しんでからは、「汐見坂」の急坂を登って本丸エリアへ。。。((( ・・)
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汐見坂はかなりの急坂だが、そこを登ると別天地がヽ( ´▽`)ノ。
本丸エリアはかなり広大で、周辺部が石垣沿いに小高くなっていて、中心部には広い芝庭が広がっている。その芝生やサツキ越しに、大手町から日比谷方面のビル街を望むことができてヽ(・∀・ヽ)トッ!!(ノ・∀・)ノテモ!!ヽ(・∀・)ノイイ!
 
北端にある「天守台」はかつて天守閣があった場所で、わりと高さのある石垣だけが残っていて、登ることができます。
皇居内のおそらく最も高い場所で、北の丸公園にある日本武道館や科学技術館をはじめ、周囲を一望することができました。
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富士見櫓は小さな城の天守閣ほどの規模がある感じ。
本丸跡と見られる場所はかなり広く、かつてのスケールの大きさを思い起こさせます。
このエリアで現存している建物は、南端にある「富士見櫓」と西側にある「富士見多聞」だけで、「富士見多聞」は中に入ることもできました。昔はここから富士山が見えたのカナ?(ノ´∀`*)
 
広い本丸エリアから「中雀門」と「中之門」を経て、三の丸エリアへ下る。こっちは「汐見坂」に比べると緩やかなスロープになっています。
 
三の丸エリアには「大番所」「百人番所」「同心番所」などの古い建物がありますが、中には入れませんでした。
 
入館無料なので「三の丸尚蔵館」に立ち寄り、涼みがてらに収蔵品を眺めてから、そのまま「大手門」側の受付に「入園票」を返却して退園しました。
 
わりといい加減に駆け足で巡ってしまったので、いろいろと見落としてしまったところも多い気がするので、荷物検査に簡単に対応できるポケットが少ないバッグで、再度訪れてみたいと思いました。
 
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蚕起食桑
読み方:かいこおきてくわをはむ
七十二候の一つ。二十四節気の小満の初候にあたり、5月21日~5月25日ごろに相当する。季節は初夏。蚕起食桑は、それ自体としては「蚕が桑を盛んに食べ始める」などといった意味。また、小満の次候は「紅花栄」と言い、末候は「麦秋至」と言う。なお、蚕起食桑は「略本暦」における呼び名であり、元となった中国の宣明暦では「苦菜秀」と呼ばれ、「苦菜(にがな)がよく茂る」などといった意味である。