しょうたろうブログ

ほんの出来心から始めてみました。

池田山公園と東京都庭園美術館 in 虹始見【番外編】

 つつじの季節になったら、行ってみたいと思ってた「池田山公園」に、お出かけのついでに立ち寄ることにしました。
 
最初はここだけに寄るつもりだったけど、歩いて5分ほどの距離に「庭園美術館」もあることなので、閉館時間までまだゃゃ間があることから、ついでに足を伸ばしてみました。
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 「池田山公園」は岡山藩池田家の下屋敷の跡地で、「東京都庭園美術館」は「旧朝香宮邸」であるその前は、高松藩松平家の屋敷があった場所であり、いずれも国許に名園(「岡山後楽園」と「栗林公園」)をもつ大名つながりのはしごすることになりました。
 
なお、今回から番外編の時季表記は、二十四節気でなく七十二候にします。
 

 

虹始見
読み方:にじはじめてあらわる
七十二候の一つ。二十四節気の清明の末候にあたり、4月15日~4月19日ごろに相当する。季節は晩春。虹始見は、それ自体としては「雨の後に虹が出始める」などといった意味。また、清明の初候は「玄鳥至」と言い、次候は「鴻雁北」と言う。なお、虹始見は「略本暦」における呼び名であるが、元となった中国の宣明暦でも「虹始見」と呼ばれる。

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池田山公園

品川区東五反田5-4-35

一般的な案内では、最寄り駅が目黒駅と五反田駅になっていますが、都営浅草駅の高輪台駅からもそう遠くなさそうなので、自分にとってアクセスの良いこのルートを使うことにしました。途中住宅街の中にある小公園で寄り道しながら、歩くこと実質約15分ほどです。雰囲気の良い住宅街で、それぞれのお宅に咲く花だけでも、十分楽しめた気がします。
 
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途中の街並みも(・∀・)イイ!! 感じで、ほどなく庭園の入口に到着。
旧岡山池田藩下屋敷跡を整備した鑑賞型公園。高低差を生かした池泉回遊式で、高台部は遊戯・休憩ゾーン、低地部は回遊ゾーンとなっています。
四季折々の花が美しい公園として、区民に親しまれています。

 

庭園のとなりには小学校があって、ちょうど訪れた時に校外学習の小学生たちがいて、少しにぎやかな様子。ヾ(*´∀`*)ノキャッキャ
築山でなく自然の地形を巧みに活かした庭園。面積はそれほどでもないが、高低差はかなりあるんぢゃないカナ?ノ(´д`*)
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つつじには少し早かったかな?そして小学生の集団も・・・。

庭園の紹介は、前出のHPからの引用ではシンプルすぎるので、園内にあった案内看板からの引用を以下に掲載します。
 
池田山公園
江戸時代の寛文十年(一六七〇)に岡山藩池田家の下屋敷ができたことから、この一帯は池田山と呼ばれるようになりました。
下屋敷は当初一万一千坪以上の広大な敷地に、山あり谷あり、鴨場までもあったそうです。明治に入って敷地は縮小されたものの、引き続き池田邸として使われていましたが、大正末期には周囲の大部分が住宅地として分譲されていきました。その後、池田邸の所有者も変遷していきましたが、品川区が購入して昭和六十年(一九八五)に区立公園となり現在に至っています。
起伏に富んだ地形を生かして、高台にあずまやが置かれていますが、ここからの眺めは「のぞき池方式」とも言われ、見事なものです。低地にはひょうたん形の池を配し、その周囲をぐるりと巡ることができる池泉回遊式庭園となっています。
池の周りには、桜、つつじ、紫陽花等の季節の花々が咲き、初夏の若葉、秋の紅葉等四季折々に表情を変える公園は、どの季節に訪れる人も充分に楽しませてくれています。
公園としては規模はそれ程大きくないですが、都内にいくつか残る大名庭園のひとつであり、都心にあるとも思えないようなゆったりと落ち着いた雰囲気を味わうことができます。

 

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看板も整備されている。そして「あずまや」からの眺め。
まだ少し時季が早かったようで、つつじの咲き具合が自分的にはまだちょっと足りない印象。_| ̄|(、ン、)ノ
 
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上から池を見下ろしても暗くてよく見えないが、滝や石の橋や燈籠などもある。

上から見下ろす池はかなり暗く見えて、夏だとそこだけすごく涼しいんぢゃないかなと思う。
秋は秋で、紅葉が楽しめそう。ヽ( ´▽`)ノ
 
年間通しても楽しめそうな庭園なので、リピートしてみたいと思う。
 

東京都庭園美術館

「池田山公園」を出ると「東京都庭園美術館→」の案内板があり、それに従って住宅街の中を通って目黒通りに出る。目黒通りをはさんですぐのところに美術館の正門があります。
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正門と本館の正面。

美術館は本館(「旧朝香宮邸」)と新館、庭園で構成されていて、庭園のみに入場できるチケットもあるようです。
 
「旧朝香宮邸」として整備されたのが昭和以降で、一時期は迎賓館として使用されていたこともあり、庭園は日本庭園と西洋庭園と芝庭が整備されている。
ということで、高松藩時代の大名庭園がそのまま残っているわけではありません。
 
日本庭園は重要文化財の茶室「光華」と、その広間から望む泉水と築山を組み合わせた築山林泉式庭園。大がかりな庭園ではないけど、泉水のまわりに庭石や燈籠、樹木が配置されていて、茶室からの景観が(・∀・)イイ!! 
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茶室「光華」とその正面にある泉水。

西洋庭園は広々としているが、大がかりな噴水や花壇などもない開放的でシンプルな庭園で、芝庭には彫刻なども置かれている。
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西洋庭園と現代彫刻が飾られた芝庭。

美術館はリニューアルオープンから日が浅く、オープン記念の建物公開展期間ということもあり、たまたま館内の撮影が一部を除いて可能だった。゚+。:.゚ヽ(*´∀`)ノ゚.:。+゚
 
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これらが撮影できたのは、とってもラッキーなこと。
中に入ると天井が高くてゴージャス、調度品から部屋の隅々の装飾まで、細かく意匠が施されている。専門知識があまりないので上手に説明できないが、「アール・デコ様式」というものらしく、ヽ(・∀・ヽ)トッ!!(ノ・∀・)ノテモ!!ヽ(・∀・)ノイイ!感じ!
 
庭園の茶室を含めて、庭よりも建物の方がいい(≧∇≦)bというのが率直な感想。
やっぱりここは美術館というよりその建物がメインで、庭園はその付属といったような場所なのかも?
 
今後興味のある企画展などがあれば再訪したい。できれば違う季節がいいかなぁ。(ノ´∀`*)
 
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旧朝香宮邸物語―東京都庭園美術館はどこから来たのか

旧朝香宮邸物語―東京都庭園美術館はどこから来たのか

  • 作者: 青木淳子,板谷敏弘,大木香奈,岡部友子,神保京子,関昭郎,高波眞知子,田中雅子,中原淳行,浜崎加織,樋田豊次郎,牟田行秀,森直義,八巻香澄,米山勇,東京都庭園美術館
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