「檜町公園」http://www.tokyo-midtown.com/jp/facilities/green/hinoki-cho-park/は、「東京ミッドタウン」に隣接する港区立の公園で、名前こそ庭園を名乗ってはいませんが、公園内には入園無料の池泉回遊式の立派な庭園があります。


この地は萩藩毛利本家下屋敷の庭園があった場所で、明治以降に陸軍第一連隊から防衛庁などの敷地を経て、「東京ミッドタウン」の再開発とともに、公園内の庭園として再現整備されたものらしい。
毛利家の庭園というと、「六本木ヒルズ」にある「毛利庭園」http://www.roppongihills.com/green/を連想する方も多いかもしれないけど、あちらは分家の長府藩毛利家の屋敷跡を、「六本木ヒルズ」の再開発時に整備した全くの別物。「毛利庭園」の方がよくPRされているので、毛利家の庭園としてはあっちの方が一般的にはよく知られているようだ。
でも庭園として広いのは、こっちの方カナ?(ノ´∀`*)
もともと立ち寄る予定はなかったけれど、藤棚の藤が咲きはじめてるのが(・∀・)イイ!! 感じだったので、心の準備がろくにできていないにもかかわらず、おさんぽを敢行することにした。


公園はミッドタウン・ガーデンと一体化していて、境界になる部分に塀やフェンスなどもない。
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公園の中は大まかに、芝生広場と庭園の2つの部分で構成されていて、それぞれの境界にも塀やフェンスなどがない。
バリアフリー対応なのか、園路には段差などが( ´ゝ`) 無。ベンチも数多く配置されている。


開放的な公園なので、近隣のお子さま連れからビジネスパーソン、そしてミッドタウン内のホテルにご宿泊の観光客らしき外国人まで、多種多様なお客さまが訪れるオアシスといった感じ。いい(≧∇≦)b
往時の庭園をそのままそっくり再現という訳ではないのだろうけど、傾斜地を利用して大小の「下の池」と「上の池」を配して、その間に「中の島」をはさんで2本の渓流が流れるという、変化に富んだスタイル。



近年に再現した庭園だけに、池などは真新しい感じは致し方ないが、石組みなどは古くからある庭園を思わせるような作りの部分も見られた。石は残されていたものを、うまく活用したのカナ?(ノ´∀`*)



「下の池」の畔にある大きな東屋の一角には、庭園の歴史などを説明パネルがあり、この地に関する歴史や昔の地図を知ることができる。
花は藤のほかに、一番多く咲いている感じ射干(しゃが)や、山吹や躑躅(つつじ)が咲き始めていた。椿はそろそろ終わる感じだったけど、季節を通していろいろな花を愉しめるようになっているようだ。



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正直、公園の中に再現した庭園と思って侮っていたけど、これはこれで存分に楽しませていただけた。食わず嫌いはいかんなノ(´д`*) 。
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