庭園をおさんぽする時にいつも思うのだが、それぞれの庭園には正解と言えるような順路ってものがあるのだろうか?
作庭者が景観の移ろいや、ストーリーを計算するという意図がある場合もあるのだろうが、自分はほとんどその時の気分や思いつきで、気ままな順路で巡ることが多い。(毎回必ず違う順路をあえて使ってみるとか・・・)
今回の「小石川後楽園」http://teien.tokyo-park.or.jp/contents/index030.htmlは、気ままにいろいろな順路を試せるという点では、非常に優れものな庭園かもしれない。
啓蟄(けいちつ)3月6日頃(2018年は3月6日)。および春分までの期間。太陽黄径345度雨水から数えて15日目頃。啓は「ひらく」、蟄(ちつ)は「土中で冬ごもりしている虫」の意味で、大地が暖まり冬眠していた虫が、春の訪れを感じ、穴から出てくる頃。菰(こも)はずし を啓蟄の恒例行事にしているところが多いですね。まだまだ寒い時節ではありますが、一雨ごとに気温が上がり、日差しも徐々に暖かくなってきます。春雷がひときわ大きくなりやすい時季でもあります。八百屋さんの店先に山菜が並び始めます。旬の食材で春の訪れを味わいましょう。
まず梅林
庭園に入るとすぐ枝垂れ桜が見えてくるのだが、当然まだまだ咲いてはいないので、今回は「梅林」をいきなり目指すことにする。
少し時期が遅かったようで、もういくらか散り始めていた。紅白桃の梅の花に混ざって咲く、山茱萸の黄色も(・∀・)イイ!!
梅には鳥たちが花の蜜を吸いに来るのだが、時折おとなりの東京ドームシティの絶叫マシンの音が、そのさえずる声をかき消していた。
海外からのお客様も多いこの庭園だが、ここが訪問する唯一の日本庭園だったら、日本庭園ってみんなこういうもんだと思ってしまうのだろうか?( ´,_ゝ`)
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「蓬莱島」に接近
「梅林」へ行く途中に工事中の「白糸の滝」の前を通るわけだが、今回は仮設の道がえらく「大泉水(池)」の中にせり出していて、「蓬莱島」の祠をこれまでになく近くで見ることができた。゚+。:.゚ヽ(*´∀`)ノ゚.:。+゚
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この時季ならではの景観
木々の緑はまだまだな感じだけど、これはこれで早春ぽくていい(≧∇≦)b。そればかりでなく、落葉している時季ならではの特典で、葉っぱに遮られることのない見通しの良い景観が楽しめた。
特に「大堰川」から「通天橋」あたりが秀逸カナ?(ノ´∀`*)
次回は「六義園 in 春分」です。...φ(´C_,`*)