しょうたろうブログ

ほんの出来心から始めてみました。

横山大観記念館と育徳園心字池 in 朔風払葉【本郷寄り道編】

 
 
「旧岩崎邸庭園」をおさんぽしてから、池之端から本郷にかけてある庭園(のような場所)へ、寄り道することにしました。
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「横山大観記念館」は「旧岩崎邸庭園」から不忍通りに出て、池沿いに北へ歩いてすぐの場所にあ理ます。
開館日が週4日しかないためこれまで行き損ねていましたが、今回は開いている曜日だったので立ち寄ることにしました。
 
こちらは国指定名勝である「横山大観旧宅及び庭園」を、ご遺族らの財団が記念館として公開しているものです。
 
2度の横山大観展の鑑賞と五浦への訪問という、今年の大観先生にちなむ一連のシリーズの集大成とぃぅ感じになってしまいました。特にそういうつもりではありませんでしたが・・・。(ノ´∀`*) 
 

 

朔風払葉
読み方:きたかぜこのはをはらう
七十二候の一つ。二十四節気の小雪の次候にあたり、11月27日~12月1日ごろに相当する。季節は初冬。朔風払葉は、それ自体としては「北風が木の葉を払い除ける」などといった意味。また、小雪の初候は「虹蔵不見」と言い、末候は「橘始黄」と言う。なお、朔風払葉は「略本暦」における呼び名であり、元となった中国の宣明暦では「天気上勝地気下降」と呼ばれ、「天地の寒暖が逆になる」などといった意味である。

 

横山大観記念館(横山大観旧宅及び庭園)

大観先生が五浦時代以降にお住まいになった住居です。
現在はビルの谷間になっていて、もし今も居住していたら、日照権とかで絶対もめるような状態になっています。
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台風の影響でしょうか、修繕作業も行われているようでした。
上野池之端不忍池のほとりにある横山大観旧宅は、木造2階建ての数奇屋風日本家屋です。明治41年(1908)この地に住み始めた大観自身のデザインによる京風数奇屋作りの建築と庭園が、大正8年にこの場所に建てられ、自宅兼画室として使用されていました。東京大空襲で焼失後、昭和29年(1954)にほぼ同じ形で再建されました。大観は亡くなるまでここに住み、制作活動を行いました。細川護立侯爵から送られた庭石のある庭園の樹木などは、多くの大観作品の画題となりました。

 

入館料を支払ってから、靴を脱ぎロッカーに入れてから、障子を開けて館内へ入ります。
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館内の写真撮影できませんでした。_| ̄|(、ン、)ノ
狭いながらもいい(≧∇≦)b 感じの絵になるお庭で、実際に画題として絵になったこともあるでせう。
庭に出ることもできませんでしたので、とりあえず座って目線を下げて、家の中から眺めたであろう景観を味わってみました。
 
2階の画室から見下ろせるかと思いましたが、日照から作品を保護するために南側をクローズしており、見ることができませんでした。(´-`).。oO(ビルの影になっていると思うのだが....)
 
坪庭の方にはカリンの樹があって、こちらは2階の画室からも良く見えました。また2階の窓からは、不忍池越しの東京スカイツリーが良く見えました。ヽ( ´▽`)ノ
 
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横山大観ART BOX

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記念館を出てからゎ本郷方面ぇ(・・ )))。。。暗闇坂を登って、次の目的地へと向かいました。
 

育徳園心字池(三四郎池)

https://www.city.bunkyo.lg.jp/bunka/kanko/spot/shiseki/sanshiro.html

通称である「三四郎池」の方が有名になってしまい、「育徳園心字池」という名前でこの場所がピンとくる人は、かなりのマニアカナ?(ノ´∀`*)
 
元和元年(1615)の大坂夏の陣の後、加賀藩前田家は幕府から現在の東京大学(本郷キャンパスの一部)およびその周辺地を賜った。
寛永6年(1629)4月、前田家3代藩主利常の時に、徳川3代将軍家光・大御所秀忠の御成(訪問)があり、それに先だって豪奢な御成御殿や数寄屋を新築し、庭園を整備したと考えられる。
この庭園が育徳園であり、池を心字池といった。
夏目漱石の名作『三四郎』は、ここを舞台としたため、「三四郎池」と呼ばれるようになった。
 
 
東京大学本郷キャンパスのはぼ中央にあるので、弥生門の方から学内に入りました。こちらの大学とはこれまでの人生の中で、縁も実力もなくてほとんど接点がありませんでした。そのためキャンパス内を歩くのは、初めてなのかもしれません。
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学び舎ならではの独特の雰囲気の中を歩き、途中安田講堂の前を通って池の畔に到着しました。
 
予備知識がほとんどない中でイメージしていたものよりも大きな池で、元々あった自然の地形を活かしているのでしょうか、周囲との高低差もかなりあるような場所です。(*'∀')ノ
紅葉もなかなかいい(≧∇≦)b 感じでした。
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和装で着飾ったご婦人たちが、写真の撮影会をしていましたが、あれは何だったのでせぅか?
池の周囲をぐるっと一周散策することができますが、思った以上にアップダウンがあって地形が全然フラットでないので、「ふらっと」おさんぽ庭園にそぐわないかも?'`,、('∀`) '`,、
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園路の敷石が、庭園だったこと物語っているようです。
途中に滝や渓流のような場所がありましたが、水が枯れていました。流入する川も流出する川もないようなので、完全に湧水だけでできた水たまりなのかなぁ?
 
こんな自然に満ち溢れた空間が、キャンパスとシームレスにつながっていて、普通にあるのがなんかすごい。
ただ庭園ゃ公園として公開されているわけではないので、そういう意識でベンチや東屋の整備がされていないのは、しかたがないことなのかなぁ? (*´ο`*)=3
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帰りは赤門から退出しました。
「旧岩崎邸庭園」のすぐ裏なので、おさんぽ庭園で寄った際に、また寄り道してみようカナ?(ノ´∀`*)
 
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三四郎

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夏目漱石「三四郎」

夏目漱石「三四郎」

  • 夏目漱石
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レギュラー庭園の帰りに寄り道した番外編の中で、今回が一番移動距離が少なかったかも?(ノ´∀`*)