しょうたろうブログ

ほんの出来心から始めてみました。

旧渋沢庭園と名主の滝公園 in 地始凍【城北特別編】

 
今回は「旧古河庭園」から帰るついでに、徒歩移動で行ける範囲にある庭園へ、足を延ばすことにしました。
 
まず「旧古河庭園」を出て、本郷通りを王子方面へ北に向かって歩き、「飛鳥山公園」へ(・・ )))。。。
 
「飛鳥山公園」https://www.city.kita.tokyo.jp/d-douro/bunka/koenichiran/asukayama.htmlにはかつて渋沢栄一先生の別荘(のちに本宅)があり、その跡地が「旧渋沢庭園」として無料で公開されています。
 
そして王子駅からさらに北へ進んだところにある「名主の滝公園」は、王子村の名主の屋敷がルーツの庭園です。
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片や明治時代の実業家の庭園で、片や江戸時代の村の名主の庭園と、タイプが全く違う庭園をおさんぽすることにしました。(*'∀')ノ
 
 

 

  
地始凍
読み方:ちはじめてこおる
七十二候の一つ。二十四節気の立冬の次候にあたり、11月12日~11月16日ごろに相当する。季節は初冬。地始凍は、それ自体としては「大地が凍り始める」などといった意味。また、立冬の初候は「山茶始開」と言い、末候は「金盞香」と言う。なお、地始凍は「略本暦」における呼び名であるが、元となった中国の宣明暦でも「地始凍」と呼ばれる。

  

旧渋沢庭園

「旧渋沢庭園」は「飛鳥山公園」の南側部分一帯にありますが、庭園としてはあまり一般的には認識されてしていないかもしれません。
 
夜間は閉鎖になるため、「飛鳥山公園」との間にフェンスで仕切られていますが、無料開放されているので出入りは自由にできます。
 
庭園として特に整備しているという感じではなく、戦災で大部分が焼失してしまった庭園の跡地を、手を加えずにそのままの姿で残していると言った方が正しいかも?
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残された飛石や石組みの跡が、庭園であったことを偲ばせます。ヽ(;Д; )
 
 
飛鳥山公園の一角は、渋沢栄一が1879(明治12)年から亡くなる1931(昭和6)年まで、初めは別荘として、後に本邸として過ごした「曖依村荘(あ いいそんそう)」とよばれる邸宅跡です。往時は8470坪(約28,000㎡)の敷地に日本館と西洋館からなる本館をはじめ色々な建物が存在しましたが、 その多くは1945(昭和20)年の空襲で消失しました。現在は飛鳥山公園の一部として一般に開放されています。

 

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説明板はかなり充実しています。
敷地内には当時の建物である「晩香廬」と「青淵文庫」の2棟だけ残っていて、それらの内部が公開されています。
入館料は「渋沢史料館」https://www.shibusawa.or.jp/museum/index.htmlとも共通で300円です。
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晩香廬」と「青淵文庫」は、建物的にもヽ(・∀・ヽ)トッ!!(ノ・∀・)ノテモ!!ヽ(・∀・)ノイイ!
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ここにも猫ちゃんがΣ(゜Д゜ υ) ゐタ!!
「渋沢史料館」では、渋沢先生の生涯や業績が展示紹介されていますが、以前に見たこともあり今回はパスしました。
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「晩香廬」の裏手には、渋沢先生の銅像もあります。
庭園とは関係ありませんが、こちらを訪れたことがきっかけで、渋沢先生についてもっと知りたくなりました。(*'∀')ノ
 
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名主の滝公園

「飛鳥山公園」から王子駅を通り抜け、JRの線路沿いに北に進み、王子稲荷神社の先に「名主の滝公園」があります。
 
名前の通り村の名主の屋敷の庭園だった場所のようで、入口には立派な門がありますが、何やらバリケードが置けれているようですが・・・。
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江戸時代の安政年間(1854~1860)に王子村の名主「畑野孫八」が自邸に開いたのが始まりで、“名主の滝”の名前の由来もここから来ました。庭園として整備されたのは、明治の中頃で、垣内徳三郎という人の所有になってからでした。昭和13年には、株式会社精養軒が買収し、食堂やプールなどが作られ公開され続けてきましたが、昭和20年4月の空襲により焼失し、ようやく東京都によって再公開されるようになったのは昭和35年11月でした。
武蔵野台地の突端である王子近辺には滝が多く、かつて「王子七滝」と呼ばれる7つの滝がありました。このうち「名主の滝」だけが現存する唯一の滝となっています。「名主の滝」は、都内でも有数の8メートルの落差を有する男滝(おだき)を中心とする女滝(めだき)・独鈷の滝(どっこのたき)・湧玉の滝(ゆうぎょくのたき)の4つの滝からなります。
名主の滝公園は、これらの滝とケヤキ・エノキ・シイ、そして100本余りのヤマモミジが植えられた斜面を巧みに利用して自然の風景を取り入れた回遊式庭園です。

 

滝がメインの公園ということでしたが、ポンプが故障していて肝心の滝に水が流れないとのことです。ヽ(;Д; )。
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滝から渓流部にかけてのすべてが、枯滝及び枯山水状態に・・・。まぁ枯滝を見るとぃぅのも、これはこれでレアな景観かも?
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台風の影響か、園内が少し荒れてる感じがしました。(*´ο`*)=3
訪れる最適な時季は、夏に涼をとるのが(・∀・)イイ!! と思いがちですが、蚊がすごいことになるような気がするので、新緑ぐらいが最適のような気がします。さすがにそれまでには、ポンプも直ることでせう。
 
来るまでに結構歩いたので、かなり残念な結果になってしまいました。_| ̄|(、ン、)ノ
 

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